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藍染と書

#ジャパンブルー#掛軸#藍染#藍染和紙

こんにちはもじやです

ジャパンブルーと呼ばれる「藍」
私の暮らす徳島県では藍は身近なものでした
小学校の課外授業では藍染体験ができる学校も多いのです

とはいえ小学校時代は藍の貴重さも分からず、わー楽しかった!で終わっていました

藍染体験

ありがたいことに身近に藍染体験ができる環境なので、ふと思い立って体験に行きました
そこには藍染職人の方がいて、手間と時間をかけて作品を創り出していました
体験くらいじゃ出来ない染め模様
これを書と合わせたいと思い、早速染めを依頼しました

染め模様にも名前があるそうで、これは嵐絞り
この字に合うようなモノと、なんともザックリな発注に期待以上のものが出来上がってきました

藍染和紙

個展を数回重ねたころ
たまたま知り合いの藍染工房に行ったところ、こんなのがあるよと見せてくれました
それは和紙を漉く前の繊維を藍色に染め、それを一枚の和紙に漉いたもの
柔らかい和紙の風合いと、淡い藍色が何とも優しい雰囲気の紙でした
とてつもなく手間と時間がかかるので量産は出来ません!
そんな貴重なものを1枚頂きましたが、もったいなくてまだ書いていません

それから3年後
和紙工房で藍染和紙を見つけました
これは、和紙に出来上がったものを染めたもの
布を染めるように、グラデーションや段染め、絞り染めなどができます

決して安くはないので書くのも勇気がいります

段染めの藍染和紙
藍色に合うようシルバーに少しゴールドを混ぜたもので書きました

沈殿藍

沈殿藍とは、藍染染料の底にある泥状のもの
これを乳鉢で丁寧に擦り擦り
膠と水を加え書きやすい粘度にして書きました

一期一会 二つ目の一を沈殿藍で書きました
掛軸の周りも、もちろん藍染
文字の藍色部分との馴染みもよく、気に入っている作品です

現在は沈殿藍も扱いやすいものが販売されていますので
作品に取り入れてみてはいかがでしょうか

注意!
天然染料の藍は虫よけ効果や、肌にもよく、赤ちゃんの肌着にも使用されます
反面、直射日光に弱く、なるべく日の当たらない場所での保管をおすすめします
淡い色が好きな方は、濃い藍色が淡く変化していく様を楽しむこともできます

藍と書
まだまだ可能性を模索中
探究は続きます。。。

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